地球は,自ら回転(自転)しながら,太陽のまわりを回っている(公転)。地球が公転する軌道がわずかにだ円であること,地球が自転するときの軸が,公転する軌道に対して垂直ではないことなどから,地球上に季節の変化がもたらされている。 古代の人は,農作業のために季節の変化をあらわした「暦」が必要になった。そして,天体の運行をもとに「暦」がつくられた。紀元前4000年ころのエジプトでは,すでに1年が365日と約1/4日であることが知られていた。これが,地球が太陽のまわりを回る公転周期である。 宗教的あるいは経済的な活動のためには,1日のなかでも時間や時刻を決める必要が生じてきた。最初の時計は,太陽の動きをそのまま利用できる「日時計」であろう。しかし,日時計は,曇の日や夜間などには,使えない。また,1日の長さは,季節によってわずかに変動する。また,昼間の長さと夜間の長さも,一定ではない。そこで,太陽の動きを利用しない時計も必要になり,水や砂が落下する速度を利用した水時計や砂時計が利用されるようになった。さらには,一定の速さで動く機械がつくられるようになり,機械式時計になったのである。 機械式時計は,使いやすくかつ精度が高くなるように,さまざまな工夫が加えられていった。動力源としてはゼンマイを用い,「一定の速さ」を得るためにヒゲゼンマイや天輪で構成されたテンプを用いるようになって,機械式時計は現在の形になった。 それらの機械を小さくつくりあげた腕時計は,まさに精密機械である。電源を必要とせず,一定の速さで動き続けるその姿には,生命的なものを感じることもあるだろう。現代的なクォーツ時計にくらべれば,精度も低く,扱いもやや面倒かもしれない。しかし,生命的な精密機械を身につけるということには,特別の喜びが感じられることだろう。
セイコー (SEIKO)
セイコーは,国産初の腕時計(1913年)を製造したメーカーとしてよく知られている。その後も,国産初の自動巻腕時計(1956年)を発売したり,1964年の東京オリンピックの公式計時を担当したりするなど,日本を代表する時計メーカーといってもいい存在になった。さらに,1969年には世界初のクォーツ式腕時計を発売するなど,日本のみならず,世界に与えてきた影響も大きい。
2針式の小型の時計である。ケースの直径は約18mmで,いわゆる南京虫と呼ばれるタイプのものである。精度面ではメンズサイズの時計に劣る場合もあるだろうが,同じような機能を徹底的に小さく組みこんだこの種の時計には,やはり感動を覚えるのである。
2針式,レクタングル型の時計である。シンプルなスタイルには,金メッキされたケースがよく似合う。金メッキのケースは磨けば光るのだが,変色した文字盤は簡単にはきれいにならないようだ。
文字盤やケースには「SEIKO」の文字が見られないが,ムーブメントには「SEIKOSHA 15JEWELS」の刻印があり,セイコーの製品であろうと思われる。文字盤には「17JEWELS」とあるが,ムーブメントには「15JEWELS」と記されている。
オリエント (ORIENT)
1901年に創業した「吉田時計店」は,1934年から腕時計の製造をはじめた。オリエントは第2次世界大戦後に,閉鎖されたその工場を引き継いで操業をはじめている。一時はヒット商品も生み出したが販売不振にもみまわれるなどし,現在ではセイコーエプソンの子会社となっている。
楕円形ケースの,いわゆる南京虫時計である。手巻き式時計の場合,17石くらいのものが一般的だが,この時計は25石も使用している。高級モデルとして,位置づけられていたのだろうか。楕円形のケースのシルエットも美しい。
ごく小さいケースに,ごく細いベルトがつけられた,いわゆる南京虫時計である。
ラドー (RADO)
1970年代ころにテレビCMなどで,「スイスの高級腕時計ラドー」としてよく宣伝されていたのを覚えている人もあるだろう。1917年にスイスで,ムーブメントとよばれる時計の内部機構を製造するメーカーとしてスタートした。そして1950年代ころから,「ラドー」ブランドの時計を発売するようになっている。 現在は,スウォッチグループの一員として,中の上くらいのセグメントを受け持っているようだ。
2針式のシンプルな手巻き式の時計である。金色と黒色との組み合わせは,落ち着きを感じられ,個人的に好みの四角いケースとあわせて,非常に好感がもてる。ケースはスクエア型であるが,角を落としており,八角形になっている。
2針式,ステンレスケースのシンプルな手巻き式,17石の時計である。内部の機器には,「RADO 303」の刻印がある。なお,この画像のベルトは,純正品ではない。
2針式,ステンレスケースのシンプルな手巻き式,17石の時計である。内部の機器には,「RADO 404」の刻印がある。
その他 misc
メーカー,生産国など,不明の時計である。文字盤はおそろしいほどすっきりしており,12時の位置に「XII」,6時の位置に「VI」があるだけで,ほかの位置には目盛もない。そのほかに書かれている文字は,「Liberte」というこの時計のメーカー名と思われる文字と,メカニズムを示す「17 jewels」だけである。裏ふたには,「L-1557」というこの時計のモデルをあらわすと思われる文字と,ケースの素材を示す「K18 GP」だけである。このベルトは自作であり,本来はどのようなベルトがついていたのか,わからない。
その動きはまさに鼓動である
地球は,自ら回転(自転)しながら,太陽のまわりを回っている(公転)。地球が公転する軌道がわずかにだ円であること,地球が自転するときの軸が,公転する軌道に対して垂直ではないことなどから,地球上に季節の変化がもたらされている。
古代の人は,農作業のために季節の変化をあらわした「暦」が必要になった。そして,天体の運行をもとに「暦」がつくられた。紀元前4000年ころのエジプトでは,すでに1年が365日と約1/4日であることが知られていた。これが,地球が太陽のまわりを回る公転周期である。
宗教的あるいは経済的な活動のためには,1日のなかでも時間や時刻を決める必要が生じてきた。最初の時計は,太陽の動きをそのまま利用できる「日時計」であろう。しかし,日時計は,曇の日や夜間などには,使えない。また,1日の長さは,季節によってわずかに変動する。また,昼間の長さと夜間の長さも,一定ではない。そこで,太陽の動きを利用しない時計も必要になり,水や砂が落下する速度を利用した水時計や砂時計が利用されるようになった。さらには,一定の速さで動く機械がつくられるようになり,機械式時計になったのである。
機械式時計は,使いやすくかつ精度が高くなるように,さまざまな工夫が加えられていった。動力源としてはゼンマイを用い,「一定の速さ」を得るためにヒゲゼンマイや天輪で構成されたテンプを用いるようになって,機械式時計は現在の形になった。
それらの機械を小さくつくりあげた腕時計は,まさに精密機械である。電源を必要とせず,一定の速さで動き続けるその姿には,生命的なものを感じることもあるだろう。現代的なクォーツ時計にくらべれば,精度も低く,扱いもやや面倒かもしれない。しかし,生命的な精密機械を身につけるということには,特別の喜びが感じられることだろう。
セイコー (SEIKO)
セイコーは,国産初の腕時計(1913年)を製造したメーカーとしてよく知られている。その後も,国産初の自動巻腕時計(1956年)を発売したり,1964年の東京オリンピックの公式計時を担当したりするなど,日本を代表する時計メーカーといってもいい存在になった。さらに,1969年には世界初のクォーツ式腕時計を発売するなど,日本のみならず,世界に与えてきた影響も大きい。
セイコー
10エンジェル 1004-0050
2針式の小型の時計である。ケースの直径は約18mmで,いわゆる南京虫と呼ばれるタイプのものである。精度面ではメンズサイズの時計に劣る場合もあるだろうが,同じような機能を徹底的に小さく組みこんだこの種の時計には,やはり感動を覚えるのである。
セイコー
スポーツレディ
2針式,レクタングル型の時計である。シンプルなスタイルには,金メッキされたケースがよく似合う。金メッキのケースは磨けば光るのだが,変色した文字盤は簡単にはきれいにならないようだ。
ビューデイ (Beauday)
文字盤やケースには「SEIKO」の文字が見られないが,ムーブメントには「SEIKOSHA 15JEWELS」の刻印があり,セイコーの製品であろうと思われる。文字盤には「17JEWELS」とあるが,ムーブメントには「15JEWELS」と記されている。
オリエント (ORIENT)
1901年に創業した「吉田時計店」は,1934年から腕時計の製造をはじめた。オリエントは第2次世界大戦後に,閉鎖されたその工場を引き継いで操業をはじめている。一時はヒット商品も生み出したが販売不振にもみまわれるなどし,現在ではセイコーエプソンの子会社となっている。
オリエント
エレガンス
楕円形ケースの,いわゆる南京虫時計である。手巻き式時計の場合,17石くらいのものが一般的だが,この時計は25石も使用している。高級モデルとして,位置づけられていたのだろうか。楕円形のケースのシルエットも美しい。
オリエント
レディース
ごく小さいケースに,ごく細いベルトがつけられた,いわゆる南京虫時計である。
ラドー (RADO)
1970年代ころにテレビCMなどで,「スイスの高級腕時計ラドー」としてよく宣伝されていたのを覚えている人もあるだろう。1917年にスイスで,ムーブメントとよばれる時計の内部機構を製造するメーカーとしてスタートした。そして1950年代ころから,「ラドー」ブランドの時計を発売するようになっている。
現在は,スウォッチグループの一員として,中の上くらいのセグメントを受け持っているようだ。
ラドー
アピス
2針式のシンプルな手巻き式の時計である。金色と黒色との組み合わせは,落ち着きを感じられ,個人的に好みの四角いケースとあわせて,非常に好感がもてる。ケースはスクエア型であるが,角を落としており,八角形になっている。
ラドー
ベルニナ
2針式,ステンレスケースのシンプルな手巻き式,17石の時計である。内部の機器には,「RADO 303」の刻印がある。なお,この画像のベルトは,純正品ではない。
ラドー
ティシノ
2針式,ステンレスケースのシンプルな手巻き式,17石の時計である。内部の機器には,「RADO 404」の刻印がある。
その他 misc
リベルテ
L-1557
メーカー,生産国など,不明の時計である。文字盤はおそろしいほどすっきりしており,12時の位置に「XII」,6時の位置に「VI」があるだけで,ほかの位置には目盛もない。そのほかに書かれている文字は,「Liberte」というこの時計のメーカー名と思われる文字と,メカニズムを示す「17 jewels」だけである。裏ふたには,「L-1557」というこの時計のモデルをあらわすと思われる文字と,ケースの素材を示す「K18 GP」だけである。このベルトは自作であり,本来はどのようなベルトがついていたのか,わからない。