マミヤ

Mamiya / U

 非常にユニークなデザインのフラッシュ内蔵カメラである。電源には単4乾電池(2本)を使用しているため,コンパクトにしあがっている。このデザインとコンパクトさは,現代でも十分に通用するだろう。ボディカラーには,このような「黒」以外に「シルバー」もあった(「シルバー」ボディの方が,価格が高く設定されていた)。カメラがファッション性を意識しはじめるのが広まったのは,このころからであろうか。
 機能的には,目測式ピント調節,ノブ式巻き上げの,平凡なものである。なお,本来のシャッターレリーズボタンには黄色いゴムが使われているが,このカメラを入手したときには,それは朽ちて失われていたため,かわりに黒いビニルを貼っている。


Mamiya U, Body No.1078412
撮影レンズSekor LENS 35mm F2.8 4群5枚
シャッター速度1/8〜1/500
絞り2.8 〜 16
露出調節プログラムAE
ピント調節目測式 1m〜
内蔵フラッシュGN11 (ISO100)電源単4乾電池 2本
発売1982年

Mamiya U (Sekor LENS 35mm F2.8), S100

 露出は自動であるが,ほかはすべてマニュアルで操作するカメラである。フラッシュは,必要なときにだけポップアップさせて使う方式なので,発光してほしくないときにはいちいちオフにセットする必要はない。オートフォーカスもないので,あらかじめ目測でピントを決めておく必要があるが,それだけに大外しすることもない。一般的に,コンパクトカメラのシャッターレリーズのタイムラグは大きいが,それはたぶんに「賢い」オートフォーカスのせいだろう。オートフォーカスのない「マミヤU」ならば,シャッターレリーズボタンを押すと,思ったようにシャッターが切れる。Y字路の角にあった日当たりのよいお店が気になったので,シャッターを切ってみたりする。

Mamiya U (Sekor LENS 35mm F2.8), S100

 そして,クルマに乗っているとき。ちょうど赤信号で止まったときに,ふと横をみると,なんともユニークな看板があったりする。そんなときにも,このようなシンプルでコンパクトなカメラは,大活躍するのである。こんなカメラは,いつでも携帯しておきたいものだ。