オリンパス

OM707

OLYMPUS / OM707

 レンズ交換式のAF一眼レフカメラとして,はじめてフラッシュを内蔵したカメラである。フラッシュはグリップ部に内蔵されており,フラッシュのないグリップとの交換も可能である。フラッシュを内蔵したグリップは,幅があり,これを装着すると,たいへん横長のカメラになってしまう。やや不恰好になってしまうが,前面に設けられたシャッターレリーズボタンの位置とあわせて,たいへん握りやすく,シャッターを切りやすいものになっている。
 オリンパスとして,はじめてのレンズ交換式AF一眼レフカメラであり,OMシリーズの終了が宣言された現在となっては,OMマウントで唯一のAF一眼レフカメラとなってしまった。AFレンズを装着した場合,露出モードはプログラムAE専用となる。プログラムシフトは可能だが,露出補正もなく,使える場面は限られたものになるだろう。また,マニュアルフォーカスもできないようになっており,よくいえば「たいへんシンプルなカメラ」,悪くいえば「なにもできないカメラ」といえるだろう。
 レンズマウントは,OMマウントと共通であり,ほとんどのOMレンズが使用できることになっている。マニュアルフォーカスのOMマウントレンズを装着した場合は,絞り優先AE専用となり,もちろんマニュアルフォーカスになる。ファインダーは明快で見やすく,少々ボディが大がらなことを除けば,使いやすい状態のカメラになる。ただし,このときファインダー内にはなんの情報も表示されないため,結局,「使いにくいカメラ」ということになるだろう。
 電池はグリップ部に入れるようになっている。電池ボックスの蓋が破損しやすいようで,このカメラは,そこが壊れた状態で,ジャンク品として格安で売られているのをよく見かける。ここに紹介したものも,そういう状態のものを買ってきたものであるが,電池さえいれることができれば,ちゃんと撮影が可能であった。

OLYMPUS OM707, No.1135462
シャッター電子制御縦走り金属幕
シャッター速度2〜1/2000スピードライト同調1/100sec,X
露出計TTL中央部重点測光露出モードプログラムAE(マニュアルフォーカスレンズの場合は,絞り優先AE)
マウントオリンパスOM (AF対応)
発売1986年