第1展示室(7)

乾板カメラ

plate cameras

ガラスの板が写真を変えた

 最初の写真は,銀板に写された。やがて,ガラス板に薬品を塗り,それが乾かないうちに撮影,現像処理をおこなう湿板が登場した(1850年代初め)。これは銀板とちがって多数のプリントをつくることができ,しかも材料費も安いというものだが,とくに屋外での撮影の準備が面倒なものになる。
 その後に登場した乾板は,ガラス板に薬品を塗ったものであるが,それを乾燥させてから使うものである(1870年代初め)。工場での大量生産も可能で保存もきくため,屋外での撮影も容易になった。乾板の便利さを活用できるのが,小型につくられたハンドカメラである。1888年の「コダック」以後,ロールフィルムが主流になるまでは,大小さまざまなサイズの乾板が使われた。

アトム判

ゲルツ テナックス

C.P. Goerz / vest pocket TENAX


大名刺判

エルネマン ヘーグ0

ERNEMANN / HEAG 0