二眼レフカメラには,いくつかの魅力がある。おもなものの1つは,ファインダーがウエストレベルになっていることだ。上からお辞儀するようにスクリーンを見つめれば,目の前の光景をかなり客観的に見られるような気がする。ほかの大きな特徴としては,画面が正方形の6×6判になっていることだろう。プリントするときには,余白が多く生じてしまったり,あるいは,トリミングせざるを得なかったりするなど,少々不便であるが,ファインダーを通してみる正方形の視野は,たいへん新鮮味を感じることだろう。また,120フィルムで12枚撮りという撮影枚数は,手ごろである。 二眼レフカメラは,ピント調整の機構から大きく2つに分類できる。1つはローライコードのような,撮影レンズとビューレンズのついたレンズボードがそのまま前後する「レンズボード繰出式」であり,もう1つは「リコーフレックスIII」に見られるような,撮影レンズとビューレンズがギアで連動している「前玉回転式」である。前玉回転式は廉価版カメラによく見られたもので,このカメラも例外ではなく廉価版であった(発売当時の価格 ¥9,800)。 この時代の二眼レフカメラを手にしてみると,見た目よりも小型で軽いことに驚くだろう。このタイプのカメラは非常に簡単なしくみなので,ピントなどの精度もいまひとつである。しかし,レンズ構成がシンプルなためか,深みはないが透明感のある描写をし,決して悪いものではない。
全体に甘いが,すっきりとした印象を受ける。
二眼レフカメラには,いくつかの魅力がある。おもなものの1つは,ファインダーがウエストレベルになっていることだ。上からお辞儀するようにスクリーンを見つめれば,目の前の光景をかなり客観的に見られるような気がする。ほかの大きな特徴としては,画面が正方形の6×6判になっていることだろう。プリントするときには,余白が多く生じてしまったり,あるいは,トリミングせざるを得なかったりするなど,少々不便であるが,ファインダーを通してみる正方形の視野は,たいへん新鮮味を感じることだろう。また,120フィルムで12枚撮りという撮影枚数は,手ごろである。
二眼レフカメラは,ピント調整の機構から大きく2つに分類できる。1つはローライコードのような,撮影レンズとビューレンズのついたレンズボードがそのまま前後する「レンズボード繰出式」であり,もう1つは「リコーフレックスIII」に見られるような,撮影レンズとビューレンズがギアで連動している「前玉回転式」である。前玉回転式は廉価版カメラによく見られたもので,このカメラも例外ではなく廉価版であった(発売当時の価格 ¥9,800)。
この時代の二眼レフカメラを手にしてみると,見た目よりも小型で軽いことに驚くだろう。このタイプのカメラは非常に簡単なしくみなので,ピントなどの精度もいまひとつである。しかし,レンズ構成がシンプルなためか,深みはないが透明感のある描写をし,決して悪いものではない。
BEAUTYFLEX V, Doimer Anastigmat 8.0cm F3.5, EPP
全体に甘いが,すっきりとした印象を受ける。